珍獣日記
うさぎ小屋
庭にぽんと置かれた
プレハブがこども部屋だった
とんでもはねてもうたっても
インコがびっくりするくらい
夜にねこが訪ねて来れば
一緒にぬくぬくおふとんの中
朝になるまで彼女といっしょ
本を抱えて寝ころんだ
南天水仙芭蕉山椒
蜜柑は種から何年もかけて
今はどれだけのびただろう
机の引き出しの宝箱
溜め込んでいたいろんな種を
撒かれたあとはどうなっただろう
あの子のお墓の上に
花は咲いているのかな
飛んでいってしまったあの子は
どこかでしあわせに生きられたかな
ぼろぼろの洗濯機の横に
めだかの水槽があって
彼らのために蛇口は
水をこぼしつづけていて
めだかはずっといたから
あれは小さな星だった
きっと世界の全部だった
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