珍獣日記
かたつむりの夜
窓の外にごうごうと流れる川があって、
橋のむこうのたもとに紫陽花の木が見えました。


町で見かける鉢植えよりもずっとずっとおおきくて、
やっぱりおおきな花がひらいているようでした。

もっとそばで、と思ううちに車はそちらへ曲がりました。

のぼってくだって近づいて、
だけど背の高い違う枝がじゃまをして、
あっという間に通り過ぎました。

それでおわり。

ほかに紫陽花がないわけじゃないのに、
遠い花の色がいつまでも胸の中でこだましていました。

叶わなかったせつなさは恋のようで、
かたつむりになる夢を見たい、
と思いながら眠りました。
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コメント
(=゜ρ゜=)
何となく解るな……っていうか、読んで改めて自分の記憶の中で、似た感覚を覚えた事が有るって思いました。

例えば何気なく通り過ぎて行く、電車の車窓から見えた一瞬の光景とか

特別な事やモノでは無いはずだし、通り過ぎてしまえばあっという間に記憶の彼方に消え去ってしまう程度な事だろうけど、何故だか強烈に惹かれてしまったソレ

やはり人間は感情の生き物なんだと改めて考えてみたり、見なかったり(笑)

雨に濡れた紫陽花とか、無性に詩情を駆り立てるのは何故なんでしょうね


因みに、自分は雨蛙になる夢を見て、暑い夏が1日でも短くなる事を願いたいです(笑)
[2013/07/06 02:22] URL | 酒@ #- [ 編集 ]

Re: (=゜ρ゜=)
>無性に詩情を駆り立てる
毎日ではないですが、スイッチが入るというか…そういうもの、ありますよね。
ほおおっときたら忘れないようにこうしてメモしていますー。

>雨蛙
今日もとなりの田んぼで元気に暮らしていますよ(笑)
朝から暑いですね…(ーoー)ほかほか
[2013/07/06 07:41] URL | shaman #- [ 編集 ]


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