珍獣日記
雲の網目をくぐり抜けてあなたの
あなたのもとへ今

雨粒に乗ってあるいは
氷のかけらに灯されて

あなただけを見つめたまま
大気の中を駆けてゆくわ


あなたが微笑み慈しむものが
わたしではなかったとしても

あなたのもとへ今
駆けてゆくの
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流星に会いたくて
カーテンを開けたまま
星あかりのなかで
毛布にくるまって
夜が息絶えてしまうまで
ずっと待っていた

知らぬ間に駆けていった
光をみつけた窓は
次の朝には眩しい
輝きに満ちていて

君のねがいが叶うようにと
何度も 祈った
絵本
ごみばこに沈み込む
ぼくは絵本になりたい

落ちないクレヨンのらくがき
セロテープも破れて

ぼくの中で遊ぶのはきっと
楽しかったでしょう

古本にもなれない
ぼくはごみになりたい