珍獣日記
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のはら
ひとつあしを出すと、枯れ草のなかからばったがぴょこんとはねた。
わたしはまだ、ここにいる。

きいろい実をつけるあの木は、いつもの場所に。
すすきがきらきらわらう野原の午後は、今日もあたたかい。

あなたにふれる手はあるけれど、遠ざかる足がある。
人に生まれてしまったから。

群れからはなれて、しあわせですか。
しろつめくさがここに集まるのは、あなたを想っているからでしょうか。

あしを引いても、もうばったはいない。
残った緑をよけながら、アスファルトに帰った。

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絵の具
今日は色ぬりしています
ぺたりぺたりと赤黄色
消されるたびにまたぺたり
あのひとに続く黒板に

お空の雲はまっしろで
やわらかくってやさしそう
同じようにはできないけれど
ぼくはぼくの絵の具で

もえるような花模様
嵐のような雨粒
気まぐれな風の刺繍

落書きの繰り返し
D.C.何度でも
fineを書き込まれるまで
おに
ふゆのにおいがした
朝一番のあぜ道
白い息がとけたあと
子猫のような太陽
次の季節とかくれんぼ
鬼は秋
追われた夏は
帰ってしまったから


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